第25回リスボン国際トーナメントU18U-18日本代表 第25回リスボン国際トーナメントの出来事の総集編。
U-18日本代表メンバーを結成当初に中山陸選手、染野唯月選手がケガなどで離脱。
追加召集せずに現地へ出発トーナメント初戦のポルトガルに惜敗。
第25回リスボン国際トーナメントU18
6月9日(日) | 0-3 | 第1戦 vs. U-18ポルトガル代表 |
6月10日(月) | AM | トレーニング |
6月11日(火) | 7-1 | トレーニングマッチ vs. CD Mafra |
6月12日(水) | AM | トレーニング |
6月13日(木) | 2-3 | 第2戦 vs. U-18ノルウェー代表 |
第25回リスボン国際トーナメント U-18日本代表出来事 |
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日本代表 2019/06/10 U-18日本代表 第25回リスボン国際トーナメント 初戦は惜敗 |
日本代表 2019/06/06 U-18日本代表 第25回リスボン国際トーナメントに向け活動開始 |
日本代表 2019/06/04 U-18日本代表 ポルトガル遠征(6/4-15@リスボン) 染野唯月選手 不参加のお知らせ |
日本代表 2019/05/31 U-18日本代表 ポルトガル遠征(6/4-15@リスボン)中山陸選手 不参加のお知らせ |
日本代表 2019/05/29 U-18日本代表 ポルトガル遠征 メンバー・スケジュール(6/4-15@リスボン)【第25回リスボン国際トーナメントU18】 |
第1戦 vs. U-18ポルトガル代表 マッチデータ
0-3でポルトガルが勝利左:ポルトガル
右:日本
支配率:58:42
コーナーキック:6:8
枠内シュート:4:2
枠外シュート:4:6
ファース数:9:12
オフサイド:2:2
ゴール
Schurrle 6'(ポルトガル)
J. Tavares 43'(ポルトガル)
J. Tavares 45' (ポルトガル)
マッチレポート
U-18日本代表は今大会の開催国U-18ポルトガル代表と6月9日(日)に初戦を迎えました。冨樫監督は試合前のミーティングで、初戦のこの試合でもう一度チームのコンセプトを確認しよう、そして何をするかが重要だと選手達を送り出しました。
キックオフから日本は相手へ早いプレッシャーをかけながら、チーム全体が連動しパスコースを限定させ、うまく守備が機能します。全体の距離感も良くスムーズに試合に入ることができました。対するポルトガルは、日本のプレスが前線から早いと感じると、守備が整う前にワイドに大きく開き、早いサイドチェンジで日本のボールの奪いどころを限定させません。そして、6分に左サイドに大きく振られたかと思った瞬間、斜めに中央に折り返され、それを相手10番がスルー、そのまま裏へ抜け出したところにスルーパスを通されシュート、先制されます。日本は試合への入り方が良かっただけに悔やまれる失点となります。この失点が影響してなのか、ややリズムを崩します。守備は相手前線の選手をなかなか捕まえきれず、何度かピンチを招き、攻撃では30分に#10小田裕太郎(ヴィッセル神戸U-18)選手が初シュートを記録しますが、チームとしてなかなかシュートを打つことができません。33分に#7小倉陽太(横浜FCユース)選手に代わって#13晴山岬(帝京長岡学校)が入ると前線に勢いを取り戻し始めます。前半のうちに同点にしたい日本でしたが、43分相手11番に右サイドからドリブルで中央にカットインされ、そのままミドルシュートを打たれ追加点を献上。さらに前半終了間際の45分、相手陣地深いところからのクリアボールを再び11番に拾われ、センターサークルからのロングシュートがきれいな放物線を描き日本ゴールに吸い込まれ3点目を奪われます。前半を0-3で折り返す苦しい展開となりました。
後半、まずは1点を返したい日本ですが、ポルトガルの良いリズムを崩しきれません。54分に#16林田魁斗(セレッソ大阪U-18)選手、63分に#6松村優太(静岡学園高校)選手、71分に#11松田詠太郎(横浜F・マリノスユース)選手を投入し突破口を開こうとしますが、相手を崩しきれずそのまま0-3でタイムアップ。守備は前半の3失点から立て直して無失点に押さえたものの、攻撃に課題が残る試合となりました。
次節は、13日(木)にU-18ノルウェー代表と対戦します。
選手コメント
GK #12 三井大輝 選手(名古屋グランパスU-18)
今日のポルトガル戦では、自分の長所であるビルドアップで相手を剥がすことが全くできず、0-3という悔しい結果に終わりました。この相手に対して自分のプレーを最大限に発揮できない限りトップレベルでは通用しないと痛感したので、今日の試合で出た課題に向き合ってこれからやっていこうと思います。
DF #2 三原秀真 選手(愛媛FC U-18)
日本代表に初めて招集され、国際大会も初めてでしたのでいい緊張感をもって試合に入ることができました。個人ではドリブルの対応、攻撃参加のタイミングなど課題が出た試合でした。チームとしては上手くいかない時にもっとコミュニケーションをとること、試合中に改善することをもっとやっていきたいです。また明後日の試合には改善してチームで戦いたいと思います。
MF #14 石浦大雅 選手(東京ヴェルディユース)
みんなを代表して90分間ピッチに立たせて貰うことができたのに、得点、アシストという結果を残せず試合も負けてしまったことを本当に悔しく思います。
身体が小さくても勝てることを次は見せていきたいです。
第2戦 vs. U-18ノルウェー代表
Japan U18 vs Norway U182019年6月13日(木) キックオフ時間16:00(現地時間) 試合時間90分(45分ハーフ)
Cruz Quebrada / Cidade do Futebol(ポルトガル/リスボン)
U-18日本代表 2-3(前半0-1、後半2-2)U-18ノルウェー代表
得点
3分 失点(U-18ノルウェー代表)
49分 失点(U-18ノルウェー代表)
58分 西堂久俊(U-18日本代表)
86分 失点(U-18ノルウェー代表)
90分 三原秀真(U-18日本代表)
スターティングメンバー
GK:小久保玲央ブライアン
DF:木村誠二、田平起也、林田魁斗
MF:柴田壮介、小田裕太郎、西堂久俊、石浦大雅、バングーナガンデ佳史扶、三原秀真
FW:櫻川ソロモン
サブメンバー
GK:三井大輝
DF:高橋祐翔、小倉陽太
MF:松田詠太郎、松村優太
FW:晴山岬
交代
HT 田平起也 → 晴山岬
52分 小田裕太郎 → 松田詠太郎
57分 櫻川ソロモン → 松村優太
76分 バングーナガンデ佳史扶 → 高橋祐翔
マッチレポート
本大会第2戦は、ノルウェー代表です。日本が敗戦したポルトガル代表に1-0で勝利している実力のあるチームです。日本が優勝するには、勝利はもちろんゴールを量産する必要があります。
日本は、キックオフからエンジン全開でプレスをかけ、ボールを奪うと素早くワイドに展開し好機を狙います。初戦のポルトガル代表戦同様に試合への入り方は悪くありません。しかし、2分、ボールを奪われた瞬間、ボランチ後方のギャップのスペースを使われ、カウンターで自陣深くまで押し込まれ、コーナーキックを奪われます。そのコーナーキックからゴール正面で相手をフリーにさせてしまい、またもや先制されます。2戦連続の早い失点を喫してしまいます。冨樫剛一監督は、ゲームプランが崩れたことと、日本の3バックに対して、ノルウェーが4バックのシステムの違いによるミスマッチが、日本代表に良い状況ではないと判断すると、すぐに4バックへのシステム変更を指示しました。
ノルウェー代表は、組織だって守備がなされ、非常にコンパクトに保たれているので、なかな崩すことができません。ポゼッションしているものの、日本代表はフィニッシュに至らず、好機をつくれずにいます。そのまま1点ビハインドで前半を折り返します。
後半、相手の守備を崩すために、裏への飛び出しが得意な#13晴山岬選手(帝京長岡学校)を投入し、前後に揺さぶりをかけます。ところが、49分右サイド相手陣地でボールを奪われると、そのまま同サイドのスペースを縦に使われショートカウンターでゴールエリア深くに侵入され早いクロスから2点目を献上してしまいます。なんとか1点を返したい日本代表は、晴山選手が何度も裏への飛び出しを繰り返し、また、ボランチの#14石浦大雅(東京ヴェルディユース)選手が体を張ったプレーでチームの指揮をあげます。すると、58分その石浦選手から相手ディフェンダーの裏へ出たスルーパスに#8西堂久俊(早稲田大学)選手が反応、そのままドリブルで持ち上がりシュート、欲しかった1点をもぎ取ります。この1点がチームに勢いをもたらします。ポゼッションしながらサイドのスペースを持ち上がり、タイミングが合えば裏への飛び出しにボールを配給する、同点に追いつくのを待つばかりの時間が続きます。しかし、41分相手コーナーキックから再び失点してしまい、1-3とされます。その後終了間際に#2三原秀真(愛媛FCU-18)選手が豪快なミドルシュートで1点を返しますが、2-3で試合終了。悔しさが残る結果となりました。
監督・選手コメント
冨樫剛一 監督代行
ポルトガル遠征を終えて、トレーニングマッチを含め1勝2敗という悔しい結果となりましたが、選手達は日々成長していきました。
特に全員が今何をするべきか?試合に関わり続ける事が攻守に増えていきました。
ただし、まだまだ相手が思考に入っていない選択をしている事も多く、自分達で急ぎ、ミスをする場面も多々あります。
11月に行われるAFC U-19選手権2020予選に向けて、どんな選手が戦っていけるか?
帰国しての日常を意識高く持ち続けられるか?しっかりと成長を見続けなければと思います。
今回も沢山の方々に支えて頂き、貴重な遠征になりましたことを感謝します。ありがとうございました。
GK #1 小久保玲央ブライアン(ベンフィカ/ポルトガル)
この大会に参加しプレー出来た事、大変嬉しく思います。今日の試合で大会は終わり最下位という結果でした。ですが、最後の最後までチーム一丸となって諦めずに戦ったことはこれからに繋がると思います。個人としては自分の1つのミスで試合の流れが変わったり、そういう面では反省と練習が必要だと思いました。あっという間に10日間が過ぎてしまいましたが、これからはもっと一つ一つの事にこだわって強くなりたいと思います。
MF #8 西堂久俊(早稲田大学)
今回、この活動に参加させて頂けたことをありがたく思います。約1週間半このチームで活動してきて、優勝の可能性が残る最後の試合でした。今大会は思うような結果を得ることができませんでしたが、個人としては得るものもありました。今回の活動で納得できた人はいないと思います。それぞれが見つめ直し、考え直す必要があると感じます。また呼んでいただけるよう、成長できるよう努力します。
MF #18 柴田壮介(湘南ベルマーレ)
今回の遠征はチームとしてとても悔しい結果で終わりました。どれだけいい試合、いい攻撃をしても勝てないのが自分たちの弱みです。ノルウェー、ポルトガルとの1番の差は個人の力量も少なからずあると思いますがそれ以上に柔軟な対応力が相手に比べて足りないと思いました。律儀に決まったことをやるのではなくチームとして90分の内に変化できないとこういうタフな相手には勝てないと思います。また戻ってきたときにその差を縮めて次は勝ちたいです。
日本代表 2019/05/29 U-18日本代表 ポルトガル遠征 メンバー発表
スタッフ
監督代行:冨樫 剛一 トガシ コウイチ(日本サッカー協会 ナショナルコーチングスタッフ)
コーチ:遠藤 善主 エンドウ ヨシムネ(日本サッカー協会 ナショナルトレセンコーチ)
GKコーチ:川口 能活 カワグチ ヨシカツ(日本サッカー協会 ナショナルトレセンコーチ)
選手
GK
小久保 玲央ブライアン コクボ レオブライアン(SLベンフィカ/ポルトガル)
三井 大輝 ミツイ ダイキ(名古屋グランパスU-18)
DF
田平 起也 タビラ タツヤ(神戸弘陵高)
三原 秀真 ミハラ シュウマ(愛媛FCU-18)
木村 誠二 キムラ セイジ(FC東京U-18)
林田 魁斗 ハヤシダ カイト(セレッソ大阪U-18)
高橋 祐翔 タカハシ ユウショウ(米子北高)
バングーナガンデ 佳史扶 バングーナガンデ カシーフ(FC東京U-18)
MF
中山 陸 ナカヤマ リク(ヴァンフォーレ甲府)
西堂 久俊 ニシドウ ヒサトシ(早稲田大)
松村 優太 マツムラ ユウタ(静岡学園高)
小倉 陽太 オグラ ヒナタ(横浜FCユース)
松田 詠太郎 マツダ エイタロウ(横浜F・マリノスユース)
柴田 壮介 シバタ ソウスケ(湘南ベルマーレ)
小田 裕太郎 オダ ユウタロウ(ヴィッセル神戸U-18)
石浦 大雅 イシウラ タイガ(東京ヴェルディユース)
FW
晴山 岬 ハルヤマ ミサキ(帝京長岡高)
櫻川 ソロモン サクラガワ ソロモン(ジェフユナイテッド千葉U-18)
染野 唯月 ソメノ イツキ(尚志高)
不参加選手(5/31)
中山 陸(NAKAYAMA Riku/ナカヤマ リク)
MF 所属:ヴァンフォーレ甲府 理由:怪我のため
※追加招集はありません。
不参加選手(6/4)
染野 唯月(SOMENO Itsuki/ソメノ イツキ)
FW 所属:尚志高 理由:怪我のため
※追加招集はございません。
氏名 | ヨミガナ | パスポート表記 | ||
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監督代行 | 冨樫 剛一 | トガシ コウイチ | TOGASHI Koichi | 【日本サッカー協会 ナショナルコーチングスタッフ】 |
コーチ | 遠藤 善主 | エンドウ ヨシムネ | ENDOH Yoshimune | 【日本サッカー協会 ナショナルトレセンコーチ】 |
GKコーチ | 川口 能活 | カワグチ ヨシカツ | KAWAGUCHI Yoshikatsu | 【日本サッカー協会 ナショナルトレセンコーチ】 |
選手の詳細
Pos. | 氏 名 | パスポート表記 | 生年月日 | 身長 | 体重 | 所 属 | |||
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GK | 小久保 玲央ブライアン | コクボ レオブライアン | KOKUBO Leobrian | 2001.01.23 | 190 | cm | 78 | kg | SLベンフィカ(POR) |
三井 大輝 | ミツイ ダイキ | MITSUI Daiki | 2001.05.27 | 188 | cm | 77 | kg | 名古屋グランパスU-18 | |
DF | 田平 起也 | タビラ タツヤ | TABIRA Tatsuya | 2001.05.10 | 186 | cm | 75 | kg | 神戸弘陵高 |
三原 秀真 | ミハラ シュウマ | MIHARA Shuma | 2001.07.16 | 172 | cm | 66 | kg | 愛媛FCU-18 | |
木村 誠二 | キムラ セイジ | KIMURA Seiji | 2001.08.24 | 185 | cm | 78 | kg | FC東京U-18 | |
林田 魁斗 | ハヤシダ カイト | HAYASHIDA Kaito | 2001.08.29 | 183 | cm | 74 | kg | セレッソ大阪U-18 | |
高橋 祐翔 | タカハシ ユウショウ | TAKAHASHI Yusho | 2001.09.19 | 188 | cm | 70 | kg | 米子北高 | |
バングーナガンデ 佳史扶 | 2001.09.24 | 176 | cm | 73 | kg | FC東京U-18 | |||
MF | 中山 陸 | ナカヤマ リク | NAKAYAMA Riku | 2001.01.22 | 174 | cm | 64 | kg | ヴァンフォーレ甲府 |
西堂 久俊 | ニシドウ ヒサトシ | NISHIDO Hisatoshi | 2001.03.27 | 180 | cm | 66 | kg | 早稲田大 | |
松村 優太 | マツムラ ユウタ | MATSUMURA Yuta | 2001.04.13 | 170 | cm | 60 | kg | 静岡学園高 | |
小倉 陽太 | オグラ ヒナタ | OGURA Hinata | 2001.05.03 | 183 | cm | 68 | kg | 横浜FCユース | |
松田 詠太郎 | マツダ エイタロウ | MATSUDA Eitaro | 2001.05.20 | 169 | cm | 62 | kg | 横浜F・マリノスユース | |
柴田 壮介 | シバタ ソウスケ | SHIBATA Sosuke | 2001.05.26 | 168 | cm | 62 | kg | 湘南ベルマーレ | |
小田 裕太郎 | オダ ユウタロウ | ODA Yutaro | 2001.08.12 | 180 | cm | 69 | kg | ヴィッセル神戸U-18 | |
石浦 大雅 | イシウラ タイガ | ISHIURA Taiga | 2001.11.22 | 168 | cm | 59 | kg | 東京ヴェルディユース | |
FW | 晴山 岬 | ハルヤマ ミサキ | HARUYAMA Misaki | 2001.06.30 | 171 | cm | 62 | kg | 帝京長岡高 |
櫻川 ソロモン | サクラガワ ソロモン | SAKURAGAWA Soromon | 2001.08.04 | 190 | cm | 89 | kg | ジェフユナイテッド千葉U-18 | |
染野 唯月 | ソメノ イツキ | SOMENO Itsuki | 2001.09.12 | 174 | cm | 63 | kg | 尚志高 |